一条らしさとは何か。

一条らしさを発揮する。一条にしかできないダンスを。そういうときの一条らしさの中身とは何か。

部員から直接聞かれることもあります。「先生 一条らしさって何ですか」

わりと無責任に「もっと、こう、一条らしさを表現してほしい」などと生徒たちに要求することもあるので、作品作りがうまくいかない時は特に部員も追いつめられて、俺に尋ねることがある。

一条らしさとはこれこれでこういうことですよ、君たち。などと説明することなどできない。

「う~ん、なんやろ、なんやろか、まあそれを考えよか」程度にしか答えられない。一条らしさとは出来上がってはじめて、そうそうこんな感じや、となる。何か初めから答えがあるわけではない。たどり着くかどうかもわからない。

いっかい、いっかい。その時、その時。作り上げていくもの。それが一条らしさか。

だから毎回違うものになる。だけど、どこかそこには一条らしさがある。そういうものです。

 

高校ダンス部のダンスはおのずと似かよったものになりやすい。大会に行っても延々と似たようなダンスが続く。それはやはりどうかと思う。特別な何かを表現してほしい。「さすが一条」と思いたい。これは顧問としての正直かつ切なる願いでもある。

そのために俺のできることは何か。

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たとえば、OUTSETのHALさんに来てもらって、ワークショップをしてもらったりとか。

今年は、大会作品にジャズであったり、ワックであったり、を取り入れて、新しい一条を作り上げた。

次はどんな一条をみせてくれるのだろうか。STRATEGYをもって挑もう。